awsでストレージの監視が必要な理由は?重要なポイントと合わせて解説!

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awsの運用ではストレージの監視が必要不可欠です。ストレージの監視をしなかったために大きなトラブルが起こったり、運用を続けられなくなったりしているケースもあります。この記事ではawsのストレージを監視する目的や、監視するときの基本的な考え方を解説します。

ストレージを監視する効率的な方法も紹介するので参考にしてください。

(awsの監視の基本をわかりやすく解説!)

awsでストレージの監視をしなければならない理由

awsを運用するときにはストレージが重要な意味を持つので監視はほぼ不可欠です。awsでは基本的に割り当てられたサーバー領域にインスタンスなどを構築し、システムやソフトウェアを使用できるようにします。システムやソフトウェアの本体も、使用するデータもすべてawsのサーバーにあるディスクストレージ内に格納されることになります。

ストレージが不足してしまうと新しいデータを記録することができなくなり、システムエラーが発生する原因になるでしょう。また、awsをデータベースとして使用する場合には、必要なストレージをいつも維持できるようにしなければなりません。

awsではストレージは運用する上で必要十分な量を常に確保できるようにしなければ安定して利用することは不可能です。awsでは利用するストレージ容量が大きくなればなるほど課金される料金が大きくなります。むやみにストレージを大きくしてしまうとコストがかさんでしまうことは否めません。

そのため、ストレージの過不足を確認する監視業務はawsを運用するときには欠かせない役割を果たしています。

awsでストレージの監視をする際に知っておきたいポイント

awsでストレージの監視をするときには、サービス契約の状況によって2通りの方法があるので押さえておきましょう。大前提としてストレージは不足しないように監視をして運用管理をするのが重要です。ストレージが不足してシステムがダウンしそうなときには、他からストレージを融通する、不要なデータを削除する、awsのストレージを拡張するといった対策方法があります。

awsではエラスティックなストレージを提供しているので、特にコストを気にしないのであればストレージが不足したときに自動拡張して対応できるようにすることも可能です。awsのサーバー上のサービスを安定させたいときや、データが急速に増えていく予定のデータベースのときには安心できる方法です。

監視では現在のストレージの利用状況を確認し、無駄な利用が発生しているときに是正を図るだけで済みます。一方、awsでエラスティックなストレージを使用せず、可用性を常にキープしないのであれば、厳しく監視をしてストレージを配分したり、不要なデータの削除や移動の対応をすることが必要です。

ストレージの上限を決めて、その範囲内に収まるように監視をして対応していくことは現実的に可能です。ただ、データがいつ増減するかわからないので24時間いつでも対処できるように常時監視をすることは欠かせません。

awsのコストパフォーマンスを上げるためのストレージ監視の考え方

awsのコストパフォーマンスを上げるにはストレージ監視が重要な役割を果たします。単純にストレージ容量を減らせばコストが下がるので、無駄がないように運用方針を定めて対処すれば良いと考えられるでしょう。ただ、ストレージを厳しく制限して利用効率が下がってしまうリスクもあります。

コストパフォーマンスを上げるには予算範囲内で無駄なコストが発生しないようにしつつ、使うべきところにストレージを割り上げるのが重要なポイントです。awsではストレージだけでなくメモリやCPU、通信量なども課金対象になります。

ストレージが不足しそうになって余計なデータを移動すると通信量が増えるのでコストが上がります。無駄にawsにデータを入れないようにするガイドラインを作成して運用するだけで、コストパフォーマンスを上げることが可能です。

特にデータベースやストレージとしてawsを利用する場合には、何を格納するのかを明確にして運用するのが良い方法です。そのガイドラインに反しているかどうかを監視して自動チェックするシステムを整えると運用効率も上がります。

(awsでのメモリ監視のやり方と対策方法を解説)

awsのストレージを監視するのにはCloudWatchエージェントが簡単

awsの監視では標準サービスとして提供されているCloudWatchを利用するのが簡単で、さまざまなメトリクスを取得できます。ただ、ストレージの監視に必要なディスク使用率はCloudWatchでは取得できません。

CloudWatchエージェントを利用してカスタムメトリクスを取得できるようにする必要があります。CloudWatchエージェントをインストールすればEC2インスタンスなどのawsで用いられているサーバーから多数のメトリクスを収集することが可能です。

aws以外のサーバーからもメトリクスの取得ができるので、自社サーバーも同時にストレージ管理をしたいという場合でも活用できます。

(ミドルウェアの基礎知識からawsの監視ツールまで徹底解説!)

外部委託をしてawsを監視するのも効率的

awsのストレージ監視では容量の不足が起こらないようにしつつ、コストパフォーマンスを引き上げる施策を考えることが必要です。意外に難しいことなので、手練れのサーバーエンジニアがいてもすぐには最適化できない場合もあります。

優秀なエンジニアを採用するのも容易ではありません。すぐにawsのストレージ監視をしてコストパフォーマンスが高く、安定した運用をできるようにするには外部委託を検討するのもおすすめです。awsのストレージの仕組みに詳しい専門のサーバー監視業者に委託すれば、安定したawsの運用ができます。

サーバー監視業者ではストレージだけでなくメモリやCPUなどのようにサーバーのパフォーマンスや死活にかかわるさまざまなメトリクスを監視し、障害発生を防止する対応をしてくれます。ストレージの使い方についてはエラスティックなストレージを活かすかどうかによって方針を考えて監視をすることは必要です。

サーバー監視業者にはawsの利用方法に合わせて、どのような使い方と監視の仕方が適切かを提案してくれるコンサルティング力のあるところもあります。awsのストレージの監視や管理について悩みが出てきたときには、サーバー監視業者に相談して方針を定めると効率的でしょう。

awsのストレージ監視をしてコストパフォーマンスを上げよう

awsの運用ではストレージ監視が欠かせません。ストレージの不足によって利用できなくなるリスクがあるだけでなく、エラスティックなサービスを利用している場合にはストレージの使用量によって費用が莫大になっていってしまいます。

コストパフォーマンスを上げるには適切な監視をして、運用の仕組みを整えていくのが大切です。